2010年05月26日

黄金の都「シカン展」

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先日、福岡市博物館で開催中のインカ帝国のルーツ黄金の都「シカン展」を見に行きました。インカ帝国滅亡からさかのぼること500年前ペルー北海岸・バタングランヂ。かってここに「黄金国家の都」があったと考える一人の考古学者・島田泉氏(南イリノイ大学教授)は、1978年からこの地の調査にあたり、これまでにインカのものと考えられてきた、特徴的なつりあがった目の装飾をもつ金製品は、この地にルーツがあるという確信にいたる。島田教授はこの文化を「シカン」(先住民の言葉で「月の神殿」の意味)と名付けた。

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シカン文化は9世紀初頭にさかのぼり、14世紀後半にチムーによって滅ぼされるまでこの地に栄えたものと思われる。また、シカン文化を担った人たちは、長大な灌漑(かんがい)用水路を建設し、驚くべき彫金の技術も発展させた。長期にわたる島田教授の発掘によって、この文化の姿が見えてきた。しかし、同時に新たな謎も生まれることになったようです。考古学は奥が本当に深いですね!